シロアリ予防(ホウ酸)
ベタ基礎は、あくまでも湿気対策
シロアリは木材を主食とする昆虫ですが、地中に生息しています。地中より蟻道を作り木材を加害します。北陸地区は、高温多湿によりシロアリに加害され易い条件にあります。
床下がコンクリートだと、シロアリが侵入しないと思われがちですが、ベタ基礎はシロアリ対策ではなく、湿気対策です。
コンクリートであっても、継目やひび割れ(クラック)等で隙間が生じると、コンクリート下の土中よりシロアリが侵入します。
木材腐朽菌の脅威
高温多湿な条件では、木材は腐りやすくなります。更に木材腐朽菌により、劣化した木材をシロアリは好んで加害します。
ホウ酸処理の効果
ホウ酸はシロアリ及び腐朽菌の被害に有効です。その理由は、腎臓のないシロアリや昆虫がホウ酸を食べると機能障害を起こし、死んでしまいます。さらに木材腐朽菌にも効果があります。
自然素材の「ホウ酸」は、揮発・分解しません。
ホウ酸は、安定した無機物なので、揮発・分解しません。従来型薬剤は揮発、分解して5年で効果がなくなりますが、ホウ酸の場合は、長期間効果が持続します。
ホウ酸は(難燃効果)があります。
ホウ酸は、燃えにくい効果(難燃効果)があります。
海外でのホウ酸事情
アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアなどは、構造材の全てにホウ酸処理をするのが一般的です。特にハワイ州では、防腐防蟻処理剤としてホウ酸処理のシェアが90%以上です。
地震とシロアリ被害の関係
阪神淡路大震災の調査では、全壊した住宅の約8割にシロアリ被害・木材腐朽菌による劣化被害がありました。
夢のマイホームを守るためにも是非、ホウ酸によるシロアリ対策をおすすめします。